てらさんそらくん５

ソラ君「というわけで早五回目です。無意味に早いなあって突っ込みは禁止です」
テラさん「……」
ソラ君「まあ、今日は更新できないかもしれないから、早めに手を打っておこうというささやかな抵抗な訳ですが、とりあえずノベルの方針の七割が決まりましたよ」
テラさん「ほー、どんなのだい？」
ソラ君「もしも、自分と話が出来たなら？というテーマのお話しです」
テラさん「ふむ」
ソラ君「父親は不倫していて、母親はそれに気付いているため、いつも苛々爪を噛んでいます。あと、姉が一人いて、そんな家族に嫌気がさしているため、大学に通いながら奨学金とアルバイトで正月でも家に帰ってきません。そして、主人公は中学に入ったばかりの女の子で、鏡に映った自分と対話することだけが取り柄です」
テラさん「自分と対話するのは取り柄とは言わないのでは？」
ソラ君「そうですね」
テラさん「ひねりのない設定だな」
ソラ君「そうですね」
テラさん「……」
ソラ君「さて、突っ込みも尽きたことですし、話を進めます」
テラさん「ああ」
ソラ君「テーマを再生にするか、発見にするか悩んでいたんですが、その二つのどちらを選んでもありきたりって感じなのがネックなんです。分かっているでしょうが、設定を斬新なのにすればいいじゃないという突っ込みもなしですよ。思いつかないから苦労しているんだっつーの。
　自分のすごい設定を聞かせてやろうか～えへへ、なんて想った人はとりあえず今日は用はないので、黙るか死ぬかしておいてください」
テラさん「かといって崩壊なんてもんを選んだら、寺は星の記憶に飲み込まれることになるしなあ。どうしたものか」
ソラ君「ですねえ、まあ今日からちっと忙しいんで、言い方を換えればいっぱい考える時間があるっていうことですし、がんばります」