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日記
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 鉄は熱いうちに打て。と、忘れぬうちに昼休みに一気がきしておくです。

 昨夜徹夜したせいで体が凄いだるい。
 そのため、一時くらいになるまでぼーっとする。あー、そういえば、うっぴーさんの連絡先も大川さんの連絡先も控えてない。今日もって行かないといけないものも用意してない。とのそのそ活動開始。

 横浜へは二時四十五分に到着。そういえば、マリノス戦以外で横浜に来たことすらなかったけど、人多いな。
 三時に集合だけど、一人来ない。
 栗田さん、mayaさんと合流。
「誰かスネークしてませんかね?」
 なんてことを言いながら、うっぴーさん、あきさん、Esiさん、ロストさんと合流。
 うっぴーさんはどんな人だったかって?それはご想像にお任せします。
 mayaさん、栗田さん、あきさんがうっぴーさんにサインを貰う。どうやらキャラクター創作術という本がつい最近発売されたようです。ていうか、うっぴーさんの本持ってないの自分だけ?? ごめんなさいですorz それにしても、生まれて初めてみるサインの形式だった。いや、うっぴーさんを馬鹿にするつもりはさらさらないのだが、がんばってくださいって、何を??
 その間に、別働隊の大川さん、彼方さん、遊弟さん、ラストさんがうっぴーさんへ挨拶。うっぴーさん、あれ、こんなオフ会人数いたっけと焦らせて申し訳ございませんでした。
 網原さんが一人だけ連絡がつかないので、先にメーテルリンクへ。
 移動間は栗田さんとうぃー久しぶりーといつもどおりの会話。
それで、メーテルリンク到着。
「お客様、お一人お待ちになっているお方がいますが?」
 どうやら、遅れていると思っていた子は先に来ていたようです。うっぴーさんが、お出迎えします。
 黒色のタートルネック。黒色のジャケット。黒色のパンツ。黒色の靴。
 その子を見てうっぴーさんが、最初に言った言葉は、
「呼び込みのホストかと思いました」
 第一声がそれかよ!
 ぶっちゃけみんなそう思ったけどさ!
 それから、注文がいきわたり乾杯を。男八人でケーキ屋さんという結構シュールな光景でした。
 ここから御歓談を、ということで最初にmayaさんがふった言葉は、
「うっぴーさん。前の書籍の印税ってどれくらいですか?」
 しょっぱなから飛ばしてる!!
 うっぴーさんはちゃんと丁寧に説明してくれましたとさ。
 実はネタにするほどのことはさほどなく、まさにラ研らしいのんびりとしたオフ会です。
 会話の内容を箇条書きすると、

・副管理人のことについて(これが一番多かった。何故だw)

・網原さんの武勇伝(次回らけくえのラスボス決定とmayaさん小躍りする)内容は語れませんが、模造刀は正義!

・ロストさんが、ラブコメは反吐が出て読むことが出来ない。が、書きたいんですがどうすればいいんでしょう。という、苦行者の如き思想をうっぴーさんに聞く。

A.フィーリング

 おおい! 作法研究所の所長の返答はダイナミックでした。

・所長さんの代表作といえば、「スーパー村長だろ」という寺宙に、「アフロンディアうにゃうにゃ」というmayaさん。

・所長さんは新次元さんをお気に入りらしい。いや、確かに中々シュールな書き込みは楽しいですね。

・スランプの脱し方について
 エンドレススランプの寺宙が一番聞きたいくらいですが、mayaさんとかはそんなのないらしいです。ちなみに、スランプを脱するためには、「スカイダイビングがいいよ」と栗田さん。あなたは本当色んな経験してますよね? スカイダイビングチキンレースというSSを書くことに。落ちは確実に開かずに潰れる、すぷらったおちだと思います。

・祭りの結果について。参加してるのが自分、栗田さんmayaさんとめさめさふるわなかった人達だけですので(死)あまり盛り上がりませんでした。

・小説を書くとき、mayaさんは映画のような流れをイメージして書くようです。僕は、何一つイメージしないので書いているのですが、逆にすげー珍しい言われました。普通に小説の描写読んでも人物描写書かれてもさっぱり頭に入らないし想像もしないのはそういう理由です。

・mayaさんから現在の電撃のタブー。なるほどねと思いつつ。

・mayaさんの、「すみません、あの投稿室はどうしてあんなところを?」とか、しのびチャット閉鎖されることや、今後の研究所についての質問も飛び交いました。

 とりあえず、こんな感じで正規のラノベ研究所は終了です。皆様お疲れ様でした。
 裏ラノベ研究所オフ会については、色々な方が書くと思いますので自分ははしょらせていただきます。
 それでは、オーバーです。
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 というわけで二日目です。前回があまりにも長すぎた上に、ねた的なものも何一つないという罠なわけですが、今回の旅行は結構無難だったということでご了承くださいまし。カズナさんが怒り、落雷でも落としていただければねたにもなったのですが。とりあえず、今度こそ短く行きますです。

 6時50分にセットしておいた携帯目覚ましがなります。
 うーん、と起きるとどうやらのすけさんは部屋にはいないようです。ぴっと携帯の目覚ましを止めて、再びベッドにもぐりこむ寺宙。二度寝は文化です。
 と、七時になるとのすけさんからやさしく起こされます。実に紳士的な方です。朝最弱の名を欲しいままにしている、寺宙には雲の上のお方です。
 朝食を済ませ、7時50分くらいにホテルを出ます。そして、8時19分の京都行き新快速に乗ります。
 さすがに人が多くて疲れます。ついたのは、8時45分です。
「あー、疲れましたねえ」
「そうですねー」
 というような会話をのすけさんとしています。
「うーん、どっかでコーヒーでも飲んで休憩したいですねー」
「そうですね。そうしましょうか」
 それで、ドトールコーヒーに入る二人。8時55分のことです。
 追記しておくと、女性陣との集合時間は9時です。

 ……僕らはすでに酔っているのか?

「まあ、女性陣は遅れてきますよー。8割はかたいとおもいますね」
「あー、やっぱり。僕もそのくらいに思っていたんですよねー」
 なんて、ものすごく失礼なことを口走る馬鹿コンビ(のすけさんすみませぬ)がいるようです。
「あ、雨さんからメール来ました」


『( ̄◇ ̄)早く来いコノヤロー』


「……」
「……」
「どうやら、遅れなかったようですね」
 どうやら、賭けは僕らの負けだったようです。いや、そもそも何でこんなことしているんだろう僕らはととたんに冷静になる二人でした。相手の顔文字がカズナ神であるからなおさらです。
 とりあえず、このことは闇に封印しようと決めて、待ち合わせ場所に向かいます。
 雨さんカズナさんゆうさんと何事もなかったように合流して、電車に乗ります。今日の目的地は鞍馬山です。
 昨日の夜にのすけさんと、鞍馬山って何があるんでしたっけー?
 妖狐鞍馬がいるんですよ。とか寺宙ほざいており、リアルに鞍馬天狗というあまりにも有名な存在を忘れていたようです。馬鹿だ。まあ、鞍馬山に何があるのかはこの時点ではまだ、未知のことだったようです。

 

 鞍馬山についたのは、11時くらいです。途中単線のため、行き違いの時間がかかるようです。そこらへんは箱根も一緒ですね。
 電車の中では、義経があまり美形じゃないから始まり、トリビアの最初は沖田はひらめ顔だとなりつつ、沖田は背が低いか高いかとなり、新撰組二番隊隊長が誰か分からないとなりました。
 そういえば、

「もういい、マヨネーズと結婚する!」

 という寝言でおなじみの雨さんですが、昨夜も、

「蟲が……蟲が……」

 というなぞの呪文を唱えていたようです。


 昼ごはんはゴージャスにいきましょうとの決まりごとがありました。
 ですが、鞍馬山近辺食べるところがほとんどない(汗)仕方ないので、目の前の店にカズナさんたちが並び、僕とのすけさんが近くに何かないか探索に出かけます。時間があればどこまでも散歩したくなるような道が続いていました。郵便局があり、なんか変わったデザインだったような気がします。のすけさんの友人に郵便局マニアがいるようで、寄った郵便局に小銭を振り込み続けているようです。確か、いっぱいになったまま、通帳つけると回収されてしまうので、誤って悲劇にならないことをお祈りしておきます。
 あとは、鞍馬山名物の焼き芋がありましたが、もうさすがにそれは無理があるだろうと言いたいです(爆)


 昼食のメニューは、僕とカズナさんと雨さんのはちりめん山椒ご飯定食。ゆうさんが栗ご飯定食。のすけさんはいのしし定食。もとい、ひるごはん定食でした。いのししのビーフシチュー(何か違う)ようはデミグラススープとかですね。しかし、ついてきた胡麻豆腐がのすけさんは苦手だったようです。
 店の中すごく寒かったので、カズナさんが厨房に、「だんぼーつけてー」って言いに行ったのですが、
「あー、あけたり閉めたりが多いからね。もう少ししたら、涼しくなるから」
「はあ」
 と頷いて、戻ってくるカズナさん。しかし、戻ってきて、
「……涼しくなる?」
 これ以上涼しくされたら困ります。まあ、単なる言い間違いでしょう、と思っていたのですが、最後まで改善されることはなかったorz
 ひょっとして、これは本当に冷房だったのでしょうか? 冷気は最後まで吹いていましたが。


 で、気を取り直して、鞍馬寺に向かう前に、お土産やさんを見てみます。
「おお、牛若丸が幼少時育ったのが鞍馬寺らしいから、牛若ブレードが売ってる」
 なにやらものめずらしいものを見た気分になる寺宙でした。


 そして、鞍馬山に挑みます。まだ、うきうき気分のこのとき、みんなを襲う悲劇を知らなかったのでした。
 山をたかたか登り始めて、ケーブルカーが見えてきます。どうやら運賃は200円のようですが、ここで利用するかどうかで悩みます。寺宙一人なら絶対に歩いて登るですが、ほかの方が大丈夫かどうかは不明です。
 散々悩んだ結果、歩いて登ることに。
 山はどうやら厳しいようでした。
 僕はまあ大丈夫だったのですが、開始5分くらいでゆうさんとカズナさんの心が折れそうになってしまいます。いや、まあ女性にはきついのでしょう、この坂は。あれ、雨さんは?
 そして、寺宙は寺宙でどんどんあほの子になっていきます。道中にある変なオブジェの前で、元気だまのポーズとか本気でして写真撮ってもらってました。リアル馬鹿です。
 しかし、やらなくて後悔するくらいなら、やって――はい。誰かの言葉のぱくりです。


 そのまま、ひたすら山を登ります。途中で天狗おみくじをやりました。機械でうぃーんがちょんと出てくるのでありがたみが相当失われています。でも、使われていた紙が和紙でちょっと高級でした。
 やったのは、寺宙とゆうさんと雨さんです。で、末吉、吉、吉でした。超地味だ!!


 気を取り直して、ひたすら登り続けます。途中の灯篭とかまじでいい感じですし、セーブポイントの魔方陣もありました。そこで平和の祈りをしておいたので、全滅しても大丈夫です。ついでに途中与謝野晶子先生の書斎もありました。こんなところで書いてたのかって場所ですが、まじなんですかねえ。写真に撮っていただきましたが。
 しかし、逆転裁判2の3話をやっているせいか、灯篭とか見たときの感想が本気で、ゴージャスといっていた寺宙がいました。ゴージャス……雅ということばと近そうで全く遠い言葉です。
 それにしても景色がものすごく良くてだんだんテンションがあがってきます。変わりにゆうさんの息もどんどんあがっていきます(汗)
 大丈夫ですか、大丈夫ですか? と声をかける寺宙。ゆうさんは大丈夫です。息は上がっていますが、肉体的にはまだいけますと答えてくれますが、自分が喋らせるせいで余計に苦しくなることに(死)いや、別にわざと苦しめているわけじゃないですよ? こういうのは気を紛らわせないと悪いのでありましてですね……いや、本当にきつそうでしたから。
「寺さん、余裕そうでむかつく」
 とか目で言われたようなきがするのは気のせいです。ええ。そうに違いありません。
 一応多少は鍛えていたのが功をなしているようです。良かった良かった。
 とりあえず見ていると、道行く人はみんなひーひー言っています。途中の小学校高学年か中学生くらいの子のばてっぷりは、思わずがんばれ!って言いたくなるくらい。さすがに耐えましたが。
 そういえば、牛若丸は義経なのですが、どうやらここの山の設定では、義経はどうやら魔王さまにつかえているようです。その魔王さまの設定は、

 600万年前に、地球を救済するために金星からやってきた

 だそうです。

 ……いまどき、ライトノベルでも見ないような、こうなんというかぞくぞくとくる設定ですよね?
 最強だけど体育でぼろぼろと同じくらい気に入りました。


 とりあえず、山も中盤を越えて残りはくだりです。しかし、これがくせものでした。
 カズナさんとかゆうさんのの足の耐久値を確実に奪っていきます。がんばってがんばって、後ろを振り向くとずざざとカズナさんが転びかけます。
「か、カズナさーーーーんて、ゆうさんまで!」
 ついでにゆうさんも転びかけているんだから、危うく凄惨な事故になるところでした(汗)

 途中では雨さんが紅葉狩りの語源を教えてくれていたりしました。三門のあたりでも言っていたのですが、
「紅葉狩りって、ぶどう狩りみたいに紅葉をとるために行くんですか?」
 とかいう寺宙の疑問が解消された瞬間でした。
 そんなこんなで、命からがらようやく鞍馬山を下山できました。
「また来たいですね!」
 って、ゆうさんに笑顔で言ったんですが、
「いやです!」
 って、言われました(えー)
 そういえば、昨日、デートで延々女性を歩かせる男は最低という話がありましたが、こういうところでデートをすることを言うんだなって理解させられました。


 そういえば、出口近辺で、着物の人が入ろうとしてて、止められていました。うん、この山は着物じゃいかないほうがいいと思うな。
 外にはハイヒールの女性もいました。うん、この山には間違いなく入らないように。


 というわけで、山を越えてたどり着いたのは貴船神社。
 川が流れており、中々雅なところです。川の途中には花飾りをしているところもあるようで。
 しかし、疲れ果てたみなさんはそれよりも何よりも休息を求めます。実はこのとき、トリニータが鹿島に負けたようで、寺宙は物凄く落ち込んでいたのは秘密です。あーあ、優勝が……。
 とりあえず、店が結構ならんでいるのですから、上へ上へとのぼります。でも、ない。京うどんやさんとか京御膳のお店とかはあるけれど、甘味どころがありません。あっても、入口の椅子三つしかない小スペースなところばかりです。これ見よがしに、道ゆく人が、「甘味どころがないーーー」とか言っています。
 たしかに、こういう観光場所にしては休憩場所が少ないように見えますね。しかも、ここの観光が山越えであることを考慮すると需要はそうとうにありそうです。
 途中の席はないのですけど、みたらし団子のお店にすることにします。焼いている男の子が休みの日なのになんで俺がみたいにふくれているのが可愛いのです(何)お約束ですが、女性陣が買ったところで品がなくなり、十分くらい待っていたのは言うまでも無いことです。考え方を変えれば、焼きたて最高!です。
 十分くらいほどで次のものが出来、男性陣も買います。焼きたてのあったかい団子は中々美味しかったです。のすけさんの、スーパーとかコンビニで売っている冷たいのを温めてもこうはならないという言葉が正しいと思います。


 体力を回復させたわれわれは、宿屋に泊まれば死んでさえいなければHPは必ず全快するとか、某市長が戦うアクションゲームとかだと肉を食べた瞬間に回復するとか会話をしながらお参りをします。
 貴船神社は恋に関して有名なようです。
 恋といえば、雨さんです。
「これだけ並んでいるのだからご利益があるに違いない」
 とのこと。
 いつもなら並ぶであろう寺宙は何故だかここはスルーしてしまいました。思いのほか、トリニータが負けたショックが大きかったようです。何やら水に浮かべるおみくじというのがあったようで、やっておけばよかったと激しくショックを受けてしまいました。


 どうやら、ここには三つほど恋愛のお祈りが出来る、神社があるようで全部参るぜって雨さんははりきっています。そして、その手にはお守りが。1個1000円するそうです。
 たか!!
「いえ、前のも1000円だったんですが、それがなくなってしまったので」
 だそうで。
 とにかく、恋が上手くいくようにお祈りしておきますです。


 お参りが終わる頃には午後4時ごろです。
 さて、この後どうするかという話に。
 清水と高台寺の夜間拝観に行きたいのですが、どうなんだろうと。
「あー、この時期の清水は凄く並びますよー」
「どれくらいです。昨日のやつくらいです?」
「まさか、倍はいきますよ。入るまでに二時間くらいじゃないですかねー」
 ……。
 えーと、夕食の予約が8時30分で、夜間拝観が6時からだとすると……最初から無理な設定じゃん(吐血)
 仕方ないので、この場所で時間を潰すことにします。結局朝から晩まで鞍馬山です。鞍馬三昧という言葉を作ることにします。


 寒くなってきたので、おでんを食べながら時間を潰します。最近は日が落ちるのがすっかり早くなったものです。
 午後5時を過ぎれば、もう半分は暗くなっていました。灯りのともった灯篭を見たり、川の途中にろうそくが浮かべられているものなどを見ながら坂を下ります。カズナさんは後ろを向かず、全員を引き離していました。
「えー、だって後ろ向く余裕無いもんー。後ろ向こうとするとバランス崩してしまう」
 だそうです。
 バスが来るところまでついて、後続の姿かたちも見えなくなるくらい引き離していたことに気づいたようでした。


 皆さんを待ってから駅までのバス券を買い、バスを待ちます。
 どうやらすぐに次のバスが来るようです。
 しかし、20分たってもバスの来る気配はありません。
「あー、途中の人の渋滞のせいでまだバスは当分きませんわー」
 と、スタッフの方がおっしゃります。
 人の渋滞!?
 ていうよりも、まだ全然こないのかよ!  さっき次のバスはすぐ来るっていってたのに。
 一同どうするか悩みます。寺宙は一人だったらそもそもバスを利用することはないので、ここら辺は女性の意見を尊重します。
 そして、もう五分ほど悩んだ結果、歩いて駅まで行くことに。

「バスに負けるわけにはいかない――」

 といって、僕らは歩き出しました。


 歩き出したのは良いのですが、ここからの道はどうやら街灯が存在しないようです。車が通らなければ本当に暗い!
 ゆうさんかカズナさんかは忘れましたが、きゃーと女の子らしく言ってます。
 雨さんは漢らしく、後ろも顧みないくらいの速度で歩いています。
 のすけさんはそれに追随します。
 僕は歩いていると、リュックを後ろから思いっきり引っ張られたりしてました。
 そして、歩き出して五分ほどでバスが僕らの目の前を通ります。
 やられた。
 みんなの頭の中にその言葉が過ぎります。そして、同時に、寺宙が悪いと思います。ええ、そうですよ。こういうことすると、逆にしかならないのが寺宙ですよ。レジとかで隣のほうが早そうと移ると絶対遅くなるのと一緒ですよ(ちっちぇえ)


 とにかくも、こうなった以上、バスが戻ってくる前に1歩でも前に進むしかありません。そう、努力の証が僕らには必要なのです。
 幸い、バスに乗ろうとしている人はとても多く、押し寿司よりも詰め込まれてしまうので時間はかかるはずです。
 そう。
 負けるわけにはいかないのです。
 そして、勝負の女神は僕らに微笑んだのです。

( ̄◇ ̄)え、わし?

 とは言いませんでしたが(このネタは確かのすけさんのだったきがする)、寺宙たちの目の前で渋滞してたのです。
 この渋滞があれば、寺宙たちがバスに抜かれることはない。
 そう、寺宙たちは勝ったのです。

「俺は間違っていなかった」

 のすけさんは某ゴリの物まねを惜しげもなくするほどの盛り上がりです。このままみんなで記念撮影でもしたいところですが、そうお話は上手くはいかないものです。
 さきほどの、バスが来ない理由を思い出してみましょう。

「人が渋滞しているから、バスは当分来ません」

 ――人で渋滞?
 駅にたどり着くと、まあ、どこまで伸びているのか分からないくらい人が延々と並んでおります。
 何だこれ。
 しかも、ここの駅、東京とかと違って電車が二両編成のしかこないんですよ?
 でもまあ、いっか。バスには圧勝だったしと満足感に浸りつつ待つことに。
 3回目の電車で乗れるかなーとなりますが、僕と雨さんと確かのすけさんだったかがホームに入った時点で、
「もう無理だ。諦めろ!」
 と、駅員さんが男前に止めたかは知りませんが、ゆうさんとカズナさんが取り残されてしまいます。なんかこんなのばっかだな、本当に(苦笑)とりあえず、てくてくと入口まで戻ると、
「あれ、まだ行けますよ!」
 て、駅員さんは驚いている様子でした。たかだか2人か3人の差でいっぱいになるか否かわかるようです。凄い。というよりも、一つの駅で乗れる人数を調整しているのかもしれませんね。
 まあ、おかげで先頭でホームに入れましたから、良い景色が堪能できました。ここらへんの売りなのか、駅自体の紅葉とライトアップが凄い素敵なのです。
 最後の最後でようやく僕も携帯電話でかしゃっと写真を撮りました。思いのほかそこそこ綺麗でしたので、結構撮っていればよかったと寺宙は果てしない後悔を抱いたといわれています。


 やがて、電車がやって来てから乗ると、都合よくそこそこ空いているスペースに落ち着きます。雨さんは何処に行ったのかは不明でしたが。この電車、僕が今設計しているものに物凄くデザインが酷似しているので本当によき参考になるのはおいておきまして、外の景色を楽しむために特化しているのか窓部分が随分大きいです。
 そういえば、この電車。確か夜は、もみじトンネルをか……と、思っている最中に電車内の電気が消えます。
 そして、見えてくるのはライトアップされた紅葉のトンネル。

「おお!」

 思わず歓声を上げてしまったのは寺宙だけではないはずです。
 僅かな時間でしたが、逆にそれが良かったのかもしれませんね。


 しかし、そこからは只管に満員電車を堪能します。この満員の人の行き先はほぼ一緒です。
 とりあえず、食事の予約をしている店の一つ奥の駅で降ります。カズナさんがちりめん山椒を、ゆうさんが千枚づけが欲しいそうです。お前のお土産はって? 新大阪で何か買えばいいんじゃないの(適当)
 しかし、ちょろちょろと買い物をしていたのは良いのですが、どうやら夕食の予約の時刻が近づいているようです。電話で確認してみると、どうやら時間を後ろに下げることは不可能らしい。
 とりあえず急いで向かわないといけないようです。
 先導する雨さんの背中には強い意志のようなものが感じられました。

 がんがん突き進む雨さんとは対照的に、寺宙とカズナさんは道行くチャリについて話してました。
「やっぱり、わざとらしく大きな音をたててブレーキしますよねー」
「そうそう」
「しかし、僕もこのあいだ歩く歩道で見ましたよー。道の両側を陣取っているくされカップルが。あの男、後ろから来た女の子に無理やりどけられたのに、元の位置に戻りやがりましたよ。死ねばいいのに」
 とか、会話をしていたそうな。
 しかし、道行くチャリの人たち、何故だか寺がどいてもそこはまるで通る気がなく女性の方をどかすかのようにしてたんですが、何でだ(汗)
 そうそう、等間隔で並んでいる祇園恒例スポットを見ながらです。
 あそこにいることがかぽーのステータスのようですね。若いっていいなあ。


 そんなこんなで時間ぴったりに、予約していたお店に到着です。前は食べ放題だったらしいのですが、現在はコース料理だそうです。
 みんな多いぜコースを選びました。
 お寿司とか和食な店なので、みなさん日本酒を頼もうぜということに。空気が読めない寺宙は、じゃあビールでと、あれだけ寒い思いをしたのにまだ寒い思いをしたいんでしょうか?
 とりあえず、空気が読めなかった罰として、雨さんからは、何で生じゃないんですかーといたぶられていたようです。しかし、生の定義って何だろう。缶に入っていても生あるらしいし。


 最初は食前酒の梅酒と柿豆腐でした。
 この梅酒うまいなーと感心する寺宙です。
 次に出てきたのは、茶碗蒸しです。
 ゆうさんに、茶碗蒸しを一度でいいから山のように食べてみたいと力説するくらい茶碗蒸しが好きな人がいるようです。
 ちなみに、寺宙の母は、よく茶碗蒸しを作るのですが、蒸すときか途中絶対にあけたらいけないときに、確実にあけまくるのがうちの母のスタンスです。だめだこりゃorz
 次に、サーモンやらなすやらいがぐりやら色々出てきます。うひゃー、一日前のフレンチならこれだけで食べた値段よりもしそうです(失礼)
 そして、次に本命のすっしーが出てきます。
 しかし、一つ前の食材の段階ですでにカズナさんがリタイア気味。あまり一度で量が食べられないようです。なんとうらやましい設計!寺宙平気な顔して全部食べ終えましたです。カズナさんにいただいたサーモンも加えて。
 料理はまだまだ続きます。最初に選べる、三種類のコースがありました。とりあえず、寺宙が選んだのは海鮮しゃぶしゃぶです。もう、めさめさ美味しいです。でも、のすけさんが選んでいた湯葉も、雨さんが選んでいたやつ(名前を忘れました)も、めさめさ美味しそうでした。
 もう、大満足なのですが、まだまだ料理は続きます。
 ここから、すきなお寿司を6貫まで選べるようになっています。そこまで選べるのに、3つしか選ばない人類見たことがないです。
「寺さんが、好きなサーモン頼んであげるよ」
 と、カズナさん。
「あ、私3つしか食べられそうにないので、よろしければどうぞ」
 と、ゆうさん。
 ええ、自分の分6貫にプラスしてその4つとも食べましたよ。さらにカズナさんがくれたのも食べましたさ。
 暴飲暴食です。
 お酒のほうも、のすけさんとカズナさんが日本酒をぱかぱかあけているので、自分も頼んでみています。うん、美味しい。これは焼酎なんかよりもぜんぜんいけます。うまい。

「ふ、じゃあ。今日は帰ったあと、日本酒パーティですね」
 と、のすけさん。のすけさんがはめをはずすとは珍しいと思いつつ、そういう誘いに付き合わないわけにはいかないのが男でしょう。

 しかし、このコース料理。これだけ食べて3000円でした。京都のど真ん中なのに。
 ふへー。東京じゃ確実に5000円、案外10000円超える可能性が高いのに、すごいなあと関心します。

 食事の後に、アンケートを書きます。このレベルなら大満足です。お酒は美味しいし、料理も美味しくてさほど高くない。何が問題になるのでしょう。
 ただ、食事中にしていた会話は、看護師のきりきりと胃が痛くなるような生活とか重苦しいものばかりでした。うん、僕も某うちの会社の文句をたらたら言っていたと思います。愚痴は聞いていても誰も面白くないですがorz
 やっぱ、愚痴は同期とやるに限りますね。
 ちなみに、アンケートには大々的にうちの会社の名前を書いておきました。5年後には半分くらいの大きさになっている会社です。


 料理を終えて、ここで雨さんとはお別れです。2日間の案内ありがとうございました。なにやらめちゃめちゃ忙しそうですががんばってくださいです。
 僕らもタクシーで京都駅に向かいます。二日目は女性陣も新大阪にホテルをとっているようです。
 コインロッカーで荷物を回収している最中に、のすけさんの用途不明金の会話になります。のすけさんは毎日几帳面に家計簿をつけているしっかりしたお方なのです。
 ですが、用途不明金もとい、女性にはひみつにしている使用したお金のことを鞍馬山から戻ってくる最中にうっかりもらしてしまったのです。そうです、朝のドトールコーヒーのことです。
 そうだよ、僕自身すっかり忘れてましたですが、女性にはいえないぜべいべーとだけ答えていました。
 カズナさんは、「ふ、わかっているぞ」とかまをかけて、「な、なんでドトールのことを」と口を割らせる作戦できますが、そうはいきません。
 でもまー、ここまで来て隠すのは、テストの点を比べているのに、やっぱ見せないで終わるくらい興ざめでうざいことであるのはわかりきっているので、打ち明ける役目をのすけさんに譲りました。
「え、あたい?」
 まあ、のすけさんの紳士的な言葉で許されることは間違いなしなのです。
 打ち明けたときの恐怖はここで語るのはやめておきましょう。ただ、も、とだけ。寺宙の口から言えるのはそれだけのようです(がくがくがく)

 そして、11時30分くらいと時間も時間のため新快速なんて便利なものもなく、ただの急行でどんどこと新大阪を目指します。


 新大阪について、ゆうさんたちをホテルへと送ります。先導はのすけさんとゆうさん。寺宙とカズナさんはついていくだけです。うん、初志貫徹。このスタイルは最後まで変わりませんでした(おい)


 そして、1時くらいにゆうさんたちをホテルに送り届けて、僕とのすけさんもホテルへと戻ります。
 約束どおり、ファミリーマートで日本酒を買い、部屋に戻るのですが、思いのほか疲れているのかすでに意識が朦朧としています。何とか日本酒は飲みきったのですが、何度か意識は飛んでいたような。本当、すみませんでしたのすけさん。なんだかのすけさんには迷惑ばかりかけていたような、気がします。


 次の日は電車に乗って帰るだけ。のすけさんの撮った写真を見ながら、懐かしさに想いをはせ、そして地獄な現実に帰ってくるのでしたとさ。
 あーあーあーorz

 でも、京都旅行は本当に楽しかったです。疲れ果てたですが、行って良かったなと素直に思えました。
 皆様本当にありがとうございました。
 来年はディズニーランドで会いましょう(待て
           
 11月22日~24日の三連休。人がもっとも多いとされる京都に紅葉を見に行ってまいりました。といっても、2日間フルでまわり、最終日は帰るだけでそのまま仕事なのですが。

 とりあえず、簡潔にですが、まとめのほうを。

 前日21日。なんか凄いだるくなったので、会社を8時に出ます。まだ、京都に行く用意なんて何もしていないのです。
 帰って服の用意。そういえば、予定はどうなっているんだろう? 分からないけど、まあいいや。最近忙しすぎてログを全然読んでいない寺宙です。
 午前1時くらいに、用意完了。
 あ、この服のボタン取れてる。裁縫裁縫……あああ、2時とかなってる。朝五時に出ないといけないのに。全く、何でこんなときに裁縫なんて始めたんだ僕はorz
 よくあることですね。
 とりあえず、朝四時半に起き、めちゃくちゃ気分が悪くなりながらも駅へと向かいます。
 電車に揺られて東京へ。
 東京駅には問題なくたどり着き、新幹線の切符を購入。ホームへと向かいます。
 おお、予想通りといいますか、さすが3連休のはじめと言いますか、自由席の場所には人が凄い並んでいます。
 時刻表を見ると、のすけさんがおっしゃっていた種類のやつよりも、新大阪までしかいかないのほうが人が並んでいませんので、そちらのほうに並びます。これで予定よりも約30分早くつきます。
 新幹線の中でようやく休憩。最初気分悪くて眠れませんでしたが、三十分もすると寝ます。ぐー。


 9時に京都へ到着。待ち合わせは大体9時30分くらいだから、30分くらい時間があります。一度京都駅自体を歩いてみたかったので良い機会です。
 ふらふらさまよい、唇が切れているからリップクリームを買っているとメールが入ってきます。どうやら京都タワーが建っている側のアトムが飛んでいるところが待ち合わせ場所のようです。
 あー、あそこね。
 と、今通ってきた道を思い出しながらその地点へと向かいます。
 たどり着くと、ゆうさんがそこにいました。
 ゆうさんは一年前に見たゆうさんのままでした(何)
「おはようございますー。あれ。のすけさんたちは??」
 どうやら、ゆうさんは一緒に来るように思っていたようです。
「いやあ、楽しみすぎて早起きして、急いできちゃいましたー」
「遠足の日の小学生みたいですね」
 とか、そんな風な会話をしたとかしなかったとか。
 少ししてのすけさんがやってきます。これまた一人です。
 のすけさんは二月前に見たのすけさんのままでした(何)
「いやあ、カズナさん見かけた気がするんですけど、違ってそうだったからスルーしました」
「まあ、そんなもんです」
 という風な会話をしていましたが、残りのカズナさんは本当に来ません。どうやら迷子になったようです。
 ……まあ、知らない土地を歩くのは難しいのです。それから10分くらいで何とか合流します。
 カズナさんは一年前に見たカズナさんのままでした(何)


 合流も完了したところで、荷物をコインロッカーに叩き込んでから出発です。事前にコインロッカーの場所をとっていただいてたゆうさんありがとうございます。
 最初に向かうのは南禅寺。絶景かなで有名な場所のようです。
 バスで向かうのですが、何と言うかもう、めちゃくちゃ混んでいます。一番前に並んでいたせいか、バスの一番後ろに座れたのは良いのですが、なんか降りるのが大変そうなポジションであることに気がつきます。
「まあ、『しみず』寺があるからそこでいっぱい降りるでしょう」
 中学時代に清水寺のことをしみずでらとか呼んで馬鹿にされていた子のことを思い、じゃあ、僕もしみず寺と呼んでやるぜって思いからきよみずのことをしみずと呼ぶように決めたのですが、知らない人から会話聞かれたらただの馬鹿以外の何者でもないなと思う今日この頃です。中学時代間違えていた子は巨人の清水選手の読み方で間違えていたのだと思います。そういえば清水選手西武に今年行くんだっけ?
 まあ、きよみずの読み方はどうでもいいです。先に進みましょう。
 清水寺が近づくにつれて、乗客が減るどころかますます増える様相です。しかも、朝一番からよっぱらいにしか思えない迷惑なおっさんがいますし……。南禅寺につくころにはすこし少なくなったので、降りるに降りれましたが、このとき満場一致で「移動にバスは使うまい」と考えていたのは、言うまでもありません。
 バスから降りると、早速南禅寺の方向が分かりません。
 しっかり地図で方向を確認するゆうさんとのすけさん。
「前の人についていけばいいじゃん」
 適当なことこの上ないことを言っている寺宙とカズナさん。バスを降りてから早速役割が分担されます。
 のすけさんたちが確認している最中にもかかわらず、前をゆくおばあちゃんたちについていく寺宙とカズナさん。しかし、思わぬハプニングが。
「ねえねえ、南禅寺ってどっちの方向かしら?」
 前を行くおばあちゃんたちが立ち止まって、寺宙とカズナさんに聞いてきます。
「え、あんたらも迷子なんかい! こちとらあなたたちについていってるだけですがな」
 とは言えずに、苦笑いを浮かべてごまかす人二人。
 ここで、前を行くのは二人に任せようと、完全に考えることを寺宙が(カズナさんは分かりませんけど、役割は分担されたとこの時点で言っている記録アリ)放棄した瞬間でした。


 そんなこんなで南禅寺(?)に到着します。
 おお、紅葉すげー。人もすげー、とか言っている皆様。入ろうとしたらどうやら入口で千円取られる模様です。
「馬鹿な! 前はこんなお金はなかったはずだ!!」
 と女性陣が奮起します。男性二人はぽかんと見ています。多分、男二人はまあ千円くらい痛いけど、仕方ないじゃんと思っていたんだと思います。
 地図を引っ張り出して、現在地を完全に把握するゆうさんとカズナさん。ここらへんで女性は強いものだなとしみじみ思っていた寺宙でした。
 結果、現在地はどうやら南禅寺ではなく、となりのえん……名前忘れました。とりあえず目的の場所ではなかったようです。
 人の流れを完全に逆流しながら、今度こそ南禅寺へと向かいます。
 カズナさんが南禅寺に来るのは、三回目(今回で四回目?)のようです。どうやら、カズナさんは相当の南禅寺フリークのようです。
「あ、でも来ても、三門登って、水道橋見て終わりだよ。他見ない」
「……」
 その二つを愛して止まない、と思えばいいのでしょうか?
 とりあえず、前知識の無い寺宙には判断できない問題のようです。
 そして、噂の三門へとたどり着きます。登るときに500円払い、登ります。
 懐かしのゆうさんの必殺壁すべりが見れて嬉しい寺宙です。手摺際で写真取るときの、クラウチングスタート張りの前傾姿勢がいかしていました。
 上にのぼり、絶景かな絶景かなと誰が言った言葉かもしれない言葉を言いながら景色を見ます。紅いのは凄いですよねえ。紅葉をまともに見に来たのは初めてのことなので、なんか凄い新鮮でした。
 次に水道橋を見ます。
「これは琵琶湖から水を引っ張っているんですよ」
 と、説明してくれるゆうさん。
「――すげえ!」
 感動しまくる寺宙です。なんか、そういうスケールの大きいのを見ると凄い嬉しいようです(何)
 しかも、その光景も何か合わせ鏡みたいになっていて不思議な光景になっています。
 とりあえず写真を撮ってもらう寺宙。メンバーの中でデジカメを持っていないのは寺宙だけのようです。そのくせに、他の人のデジカメの中で出てくる率が一番高い(一人で)のはただの馬鹿なんだろうなと思います。


 あとは、結婚式をやっている人を見たりと南禅寺を堪能した一行は、次に嵐山へと向かいます。
 と、その前に昼食を。
 しかし、傍の料理屋さんは「湯豆腐」とどーんと看板が出ているのですが、めさめさ多いか、めさめさ高いかの二択しかないようです。
「わーい、ランチ3000円からだ。ぶっ飛ばすぞー」
 みたいなことを誰かが言っていた気がします。誰とは恐ろしくていえませんが(何)
 そして、そんな値段を見せられ続けたせいで、1500円というのが思いのほか安く見えるのだから不思議なものです。ちょっと並んでいますが、そこに決めます。でも、京都でフランス料理です(何)
 全員同じコースを頼むのですが、内容は個別に二択で選べるようです。
 スープかサラダかという選択肢で、最初に寺宙が、
「スープで」
 と言うと、残り三人はサラダと答え、次に肉か魚かという選択肢にのすけさんが、
「魚で」
 というと残りは肉と答えたりと、ナイスな連携プレーを発揮してました。
 食事に関しては、まあ、さほど書くことはないのですが、出てきた肉の付け合せの味が分からずに、みんなでほうれん草の練り物に違いない!って決め付けてから、店員さんに聞いてみると、
「ねぎです」
 といわれてから食べると、
「確かにねぎの味だね」
 と言われた瞬間にそんな味が本当にするから世の中不思議でした(爆)結局、デザートのシャーベットの味はわかりませんでしたし。


 食事を終えて、駅へと向かうご一行。途中、レールだけ残っている道がありまして、カップルできゃっきゃと中むつまじく歩いている光景を見ながら、
「ああいうの見ると、本気で背中から蹴り飛ばしたくなりますね(男のほうを)」
 と、寺宙という方が怨念を込めて言っていたのが印象的でした。


 電車を使い、嵐山へと向かいます。駅から出ると、まず目に入ったのは人の多さと、コロッケやさん。
「やっぱ、嵐山といえばコロッケだよねえ」
「そうそうコロッケコロッケ」
 そんな会話をしながらそれぞれコロッケを一つ購入します。
 しかし、嵐山とコロッケには何か所縁はあるのでしょうか? うっているものほとんどが嵐山名物だからそういう――――まあ、とにかく。次に目に付いた、世界一辛い一味の店に入ってみます。
 その一味を味見してみますと、うん、こりゃ辛いわ。舌がぴりぴりしてしまいます。
 何となく購入してしまいましたが、これはどうればいいんだろうか?
 そのまま日本一小さい金平糖がうっているお店とか見ながら時間を潰します。
 嵐山で、雨杜さんと待ち合わせをしていたのです。
 それにしても、人が多い……。人がゴミのようだと言うのもいい加減に飽きてくるくらいに多いです。
 それから少したち、渡月橋を渡ると、そこには雨杜さんが立っていました。
 雨杜さんは一年前と(ry


「まだ、お昼ゴハン食べていないんですよー」
 というの雨さん。渡月橋を渡ったところには屋台がいっぱい並んでいるから、そこで何かつまむことに。
 ぱっと見、目に留まったのは鮎の塩焼き。
 確かに、美味しそうです。
 雨さんはわったし、これにっするー。と頼みます。昼ごはんをしっかり食べた寺宙も頼みます。
 ……だって、美味しそうでしたもん。ぱくぱくむさぼるように鮎を食べますが、肝心の内蔵がびちゃりと落ちてショックを受けてしまいました。世の中切ないです。


 渡月橋を渡り、次なる目的地は天龍寺と定め、山を登ります。
 十五分後。
 みんなで、話しながら山を登りつつ気づきます。
「あ、道違うくね?」
 例のごとく、方向が全く違ったようです。いや、それは違う。僕たちは途中の竹林どおりを見たかったんだ。そう納得して山をぐるりと回りながら降ります。
 そして見えてくるのは竹林。のすけさんは全国でも有数の竹林マスターの一人ですが、どうやらここのライトアップは12月に入ってかららしいです。どうやら、紅葉の時期とずらされているようです。それは嵐山の別のところも同じ様子……三連休ならライトアップしなくても人入るしね、とでもいうことなのか! 残念すぎますです。ライトアップされた竹林は見たかったなあ。
 とりあえず、何故だか一人高いところに登ってみる寺宙。すると、デジカメ持っている残り四人が一人ずつ、撮って言ってきましたです。いや、かなり厳しい体制だったから、そう綺麗に撮れないもんですのよ。


 山を下り、今度こそ本当に天龍寺へとつきます。でも、表ではなくどうやら裏門っぽいところのようです。人が少なくて逆にラッキーな感じでした。
 赤いもみじや楓やらをここでもくるくると回りながら堪能します。ここで、寺宙写真御願いしますと頼まれました。写真頼まれるのは悪人っぽく見えないんだ、やったーと思ってました(どうでもいい)
 みなさん疲れてきたので、ここでちょっと休憩します。
 時刻は16時30分くらい。
 天龍寺って夜間拝観するのかなーと思いつつ、ここで日が落ちるのを待とうと思いきや、今までのところで散々見てきた照明がこの庭園には配置されておりません。

 Σやらないんじゃん!

 みんなでがっかりしつつ、ガイドブックを片手にどこかいいところ無いかなあと探します。が、どちらかというと疲労に負けてしまい駅まで戻ってしまいました。
 嵐山の駅につくと、でかでかと看板に宝厳院にてライトアップ!の案内が出ていました。
 女性人が疲れていそうでしたので、とりあえず皆さんの意向を聞くことに。

「ここまで来たんだ。引き返すわけにはいかないよ」

 という風なドラマチックな言葉ではありませんでしたが、まあ、折角来たんだから行こうぜってのりになります。確かに滅多にこれるもんじゃないですしね。
 というわけで、また同じルートを通ってその宝厳院に向かいます。途中の来たときに食べたコロッケ屋さんで、雨さんがコロッケと串焼きを食べていました。


 とりあえず、川沿いの道を進むとなにやら列が出来ています。
 ひょっとして、これ全部夜間拝観待ち? しかし、本当に今更ひくことなど出来ません。先が見えない行列なんて関係ないのです。
 僕らは待ちました。
 待ちました。
 風がとても冷たく、物凄く寒かったです。
 どんなこと話していたでしょうか? たこ焼きは高いっていうことくらいしかちと思い出せませぬ。
 ていうか、京都寒すぎです。有り得ないくらい寒い。
 僕はタンクトップにロンティーにシャツに薄地のコート着てた上マフラーまで装着していたのに。て、案外薄いのオンパレードだなと書いていて気づきました(汗)シャツくらいの厚さの四枚着てもそら寒いわ。風とおしまくりですし。
 その点、カズナさんはファーつきフードをかぶり、エスキモーとおっしゃってました。エスキモーってよく無い言葉だから、イヌイットだぜっていう話を小学生くらいのときに聞いたことがあるようなないような。懐かしい言葉です。
 とりあえず、30分ほど外で待たされている間に、すっかり日は落ちきって真っ暗になります。良い夜間拝観日和です。
 まじで凍える5秒前でなんとか、中に入ることが出来ました。人があんまり多いためか、囲われているせいか、外にいるよりかはなんぼかましになります。
 この時期わざわざしているくらいだから、けっこうしょぼいのかなーと思っていたのですが、そんなことはなく、外よりも中の紅葉は赤々としていたような気がします。ライトの関係でしょうか? 昼間見ていないのでちょっと比較は出来ないのですが。
 みなさんどうやらカメラを撮るの難航しているようです。夜間撮るのは難しいらしいですね。カズナさんは電池なくなったぜ、ファッキン!って叫んでらっしゃいましたけど。
 その中で、雨さんが残像が出そうなくらいの速度で動きつつ写真を撮り続けていました。どうやら夜間に強いデジカメな上、かなりの腕前を持っているようです。


 30分ほどの拝観を終え、駅へとまた戻ります。なにやら入口で、「黒豆みたらし団子」という魅力的なものが売られています。
 当然寺宙は買います。のすけさんも買います。ゆうさんも買います。
 女性人はゆうさんが買ったのを、分けて食べていたようですね。僕はきなこっぽいぜと言いながら食べてました。
 しかし、食べている最中に電車が来たのでばたばたと慌てて乗り込みます。折り返しのおかげですいており、余裕で座れたのがラッキーでした。
 京都の真ん中くらいまで戻ってきて、その日の夕食になります。
 ぐらさん、通称とんかつにするか、牛にするかということで意見がわかれます。しかし、改めて考えてみるとおかしなものです。僕らがあった以上、食事はぐらさんでなければならないのは、空が青いことよりも当たり前のことなのに。しかも、その店ぐらさん茶漬けなるものもあるようです。のすけさんは、「あたいは食べないで後悔するくらいなら、食べて後悔したい」という名せりふをのこしていました。何やらこの旅には熱いせりふが目白押しなようです。
 うん?
 なんで、のすけさんの一人称があたいなのかって?
 それは、前の東京レポでも読んで下さい。ていうか、そんな設定覚えていたら凄すぎですが。
 観光客が多いのか、とりあえず少し待ってからカウンターに五人並んで陣取ります。
 ゆうさんが牡蠣フライロースぐらセットを頼んだのは聞こえましたが、残りの二方は遠くてちと何を頼んだか聞こえませんでした。
 のすけさんと寺宙はとんかつ茶漬けを。そういえば、前に新宿住友ビルにあるぐら道楽(このレポでは豚という単語のところにはぐらという単語が当てはまります)、とんかつ茶漬けを食べた気がするですが。今度捜してみるかなあ。
 少したち、出てきます。とんかつ茶漬けが。
 まあ、作り方には残り三枚くらいになったらしましょうと書いていましたが、折角だから速攻してみます。とんかつと炒めたキャベツをゴハンの上に載せ、お茶をかけるだけです。
 何と言うか、これ、茶漬けにする意味あんの?って思ってしまいました。それくらい、何とも言いがたい自己主張でした。
 ゆうさんに、どうですかーと聞かれていたのすけさんは、これお茶漬けにする意味あんのって感じですって答えてました。うん、本当にその通りだと思います。
 食べ続けるうちに段々となれてきて、これはこれでありかなと思いましたけど。
 とりあえず女性の皆さんには定食は多すぎたようでした。特にゆうさんのロースぐらと牡蠣フライはまるまる一つのロースぐらがついてきており、ゴハンが全然食べれないようでした。まあ、その間に寺宙は一人、ライスと味噌汁のおかわりをしていましたが(死)


 食事終え、京都駅でバッグを回収し、女性陣とはここでお別れです。男性陣は新大阪にしかホテルがとれなかったのです。
 新大阪につく頃には、すでに11時くらいになっていました。一日精一杯遊んだぜって感じの時間ですね。
 ホテルに着く前に、ファミリーマートでお酒を買います。何となく、こんな外に居るんだから酒を飲まないなんて詐欺なんだぜ?
 ホテルにちゃっちゃかつき、手早くお風呂に入り、お酒を飲みながらその日は就寝しました。ざっと1時くらいだったと思います。
 寺宙は変わらず、電気を消してから一分も記憶は残っていませんでした。のび太くんといい勝負が出来ると思います。

 では、11月23日へと続きます。
     
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テラさんとソラ君
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/09/12
職業:
竹田
趣味:
田中
自己紹介:
このブログは、
主にトリニータの応援(比率9)
小説について(比率0.5)
日常(比率0.5)
くらいです。J2に落ちたせいでトリニータの情報が定期的に入ってこないのが最近の悩みの種orz
     
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