シュタインズゲート感想

　正直ニトロプラスは絵が嫌いだから(デモンベイン等々)敬遠してたけど、このイラストは好み(ブラックロックシューターの人ですよね？)なの、挑戦しようしようと思いつつ、アニメ化記念とともにやってみました。

　端的な感想を告げると面白かった。
　特にオカリンが良すぎる。何が狂気のマッドサイエンティストだ。こんなにも仲間想いの良いやつ見たことないよ。主人公という存在でこんな気持ちの良いキャラはいないかも。
　ヒロインたちも嫌味にならないくらいのキャラ達でいい感じでした。特にまゆしぃみたいなキャラクターをむかつかせないのはすごいの一言。悪役だけは物足りなかったのは勿体無いかなという感じ。まあ、英霊対英霊とかじゃないから、これはこれでいいと思う……シャイニングフィンガーを殺した子の狂いっぷりは、この作品とは確実に異質な印象だった。いや、あのナイフ突きつけてけたけた笑っているシーンはホラーでしょ。常考。好きですけどね。こういうところはやはりニトロプラスだなーと思う。しかし、まゆしぃを電車から突き飛ばしたときはわざと何じゃなかろうかと思ってしまう。どっちなんだろうね。しかし、ダルは好きです。

　設定ストーリーについて、時間概念の矛盾に言及する作品は多いと思いますが、タイムマシン自体の理論に触れている作品は個人的には新鮮な気がしました。というのも自分は本格ＳＦとか読まずに、時間移動という現象ありきの物語のほうがすきだからかもですね。バックトゥザフゥーチャーとか夏への扉、タイムリープしかりね。
　物語自体は、五章で一気に盛り上がります。というか、五章の盛り上がりは異常だと思う。自分的には最終章よりも、この章が好き。
　４８時間しかタイムリープが出来ないのは圧倒的に物語を面白くしてますよね。
　。どうでもいい比較ですが、フェイトの主人公なら今までの人生が間違っていなかったとかいってまゆしぃ死んでもタイムリープは絶対にしないんだろうな。


　疑問一
　IBN5100を用いて、痕跡を履歴から消したことによってαからβへの帰還を果たしました。
　でも、送った事実自体消し去らなければ、意味がないのではないでしょうか？
　現実問題、ラウンダーは動いていたはずですし、いきなりDメールがなくなったから、間違いだったね、ちゃんちゃんとはならないと思いますけど。時間物というよりもフェイトアタラクシアのように「消した」という結果が重要だったのでしょうか？　そう考えるとやっぱり多世界解釈なのだろうか。

　疑問２
　自分が馬鹿だからかわからないんですが、最後の身代わりで、因果が収束しないのは。
　あの日が世界を超える最大のチャンスだからこそ、因果律が働かないんですかねえ？

　唯一の不満

　歌は凄いいい歌が多いけど、音楽自体は印象に残らなかったかんじ。特に真EDは幸せな感じなのに、何か不吉なことがおきそうな音楽な気がしてならなかった。なんか冷たい音楽じゃなかったですか？？

　正直な話、シュタゲファンディスク？はごるごっさ欲しいです。でもXBOXなんていらないです。