てらさんそらくん７０

ソラ君「テラさんテラさん」
テラさん「なんだいソラ君」
ソラ君「今日後輩に聞いたんですけどね、一日千回ため息をつけば、鬱病になれるらしいですよ」
テラさん「……まじで？」
ソラ君「ええ、どれくらいの期間やったのかはわかりませんが、普通に学会でも報告されていたみたいです。教授か、助教授だかしりませんが実際実践して、何も出来なくなってしまったそうです」
テラさん「それはそれは…随分と体はってるのだな」
ソラ君「ええ。それで、生徒達の協力もあってなんとか鬱から回復して、学会に論文を提出したみたいですね」
テラさん「美談だが、どこか腑に落ちないね」
ソラ君「ちなみに、鬱病に効くのは笑顔らしいですよ。にこにこ笑っていると、回復していくそうです。やっぱ病は気からっていうのは間違いじゃないみたいですねー」
テラさん「そういう人達を笑わせられる作品を書こうという高尚な目標は持たないのか？」
ソラ君「いや、僕の場合、一緒に落ちていく感じのがメインなので、そこのところは何とも言い難いです」

てらさんそらくん６９

ソラ君「何となく、おでんが食べたくなってセブンイレブンでおでんを買ってきました。人が並びそうな瞬間を見計らって、レジに並びました。レジの人は鬱陶しそうな顔をしたので、僕は中々品物を、えーとえーとと、決めれない振りをして時間を稼ぎました。多分レジの人は、「決めてから並びやがれたこ」と思っていたに違いありません。手に取るように分かります。最初に小さなカップを指定して、途中入り切らなくなってから、もう一度入れ直させようなんてことも考えましたが、ふとここで気付きます。相手が困っているけど、自分自身の時間も無駄にしているんだ。けれども、ここでひいたら負け犬のような気がします。僕は引くわけにはいきませんでした。結果として、そんな無意味な嫌がらせをするはずもなくて普通におでんを買いました。おでん美味しかったです」

てらさんそらくん６８

ソラ君「もう言い訳とか全てを突っぱねて、物語がかけねえ！」
テラさん「いきなりどうした。たまっているのか？」
ソラ君「……」
テラさん「ひくなよ」
ソラ君「今日なんて十時間かけて、原稿用紙二枚ですよ。何というかありえねーYO」
テラさん「軽く、いや重度にらりってるな」
ソラ君「…………」

てらさんそらくん６７

ソラ君「んーとですね。物語が書けません」
テラさん「何を今更」
ソラ君「特に女性キャラがですねえ。男性に都合良い女性は嫌。でも、リアルなのも嫌い。性格の良い女性なんているはずがない。こう思考が回ってしまって何も書けないのです」
テラさん「……え？」
ソラ君「うーんうーんうーん」
テラさん「（……何かあったのか？？）」
ソラ君「ふう、明日にでもクッパさんに回された、二人でバトンを答えますデス」

てらさんそらくん６６

ソラ君「うーむ、風邪ひきましたでござるよ」
テラさん「そりゃ、環境系を専攻している人間のくせに、冷房の設定温度２０度とかにしているからだよ。いっそ、１６度くらいに設定するかい、ソラオ君？」
ソラ君「……いや、遠慮しておきます」