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 音のない世界に行こうと思い、まず両目を潰した。これで、目で見たものの音を想像することが出来なくなった。
 次に体の感覚をなくすために麻酔をうってもらう。これで、物に触れた感触からも音を想像することが出来なくなった。
 最後に耳を潰した。
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ソラくん「こんばんは。覇気のないソラです」
テラさん「君はいきなり何を言っているんだい」
ソラくん「いえ、何となくですが」
テラさん「何となく、ね。まあ、寺宙とかいうやつにやる気とか覇気があったら、きもいを通り越してぐろいからなあ」
ソラくん「いや、そこまで言わなくても」
テラさん「しかし、昨日ぐらさんと紅月さんとエヴァ見にいったんだろ。どうだった?」
ソラくん「ええ。まあ、序ですからね。今のところはアニメ版とストーリー事態は大きな差異がないようです」
テラさん「ふーん」
ソラくん「ただ、久々みたけど、やっぱシンジくんカワイソスですよ。何だあの周りの大人の対応は。優しいシーンがえらくはしょられているせいか、全人類からいじめにあっているシンジくんというストーリーじゃないですか。ひでえ。あんまりですよ。これをへたれと呼ぶのか? いや、呼ばないでしょ。そりゃカミナとかがこんなキャラは嫌ですけど、アムロやカミーユに比べたらよっぽどええ子やん。そんな子に、いきなり、戦わないとみんな死んじゃうよーって、鬼かおんどれら。戦わないといえば、わざとらしく半死人を目の前に連れてきて、ほーらほーらって、多少の善人なら絶対逃げられない状態に追い込まれるし。
 大体、シンジくんほど戦う理由が存在しない子もないですよね。彼にとって誰一人として守りたいと思えるような人もいない世界を守るために戦わされているのに、やる気出せって、土台無理な話ですの。それこそ、イリヤの空みたいに子犬作戦(だったっけ?)でもしないとやる気出せるはずないじゃん。という話です」
テラさん「まあ、簡単にまとめると、シンジ自身の過失が一つもないのに、全否定され続けるのがかわいそうということだな」
ソラくん「ですよー。すくーるでいずのまこと君とは違うのだよ。まこと君とはな!」
テラさん「……」
ソラくん「いや、失敬。まあ、あんまシンジくんばっかり擁護してても仕方ないのですけど、次回予告で、「次第に壊れていくシンジ」とか言っていたのがあまりにかわいそう過ぎたので。あー、リメイクしたからって彼が救われることはないのね、と可哀想な気持ちになっただけです。次からは、どうやら展開も変わってくるようですね」
テラさん「その後、昼食に『どぜう』を食べたんだっけ?」
ソラくん「ええ。正直どぜうって美味しいといえるものじゃなかったです。ただ、変わった味だなあとはものすごく思いましたが。どぜう汁といい、どぜうからあげのたれといい、今まで見たことすらないタイプのものばっかでしたからね」
テラさん「ふーん」
ソラくん「そうそう。その前にですね、どぜうってそもそも何か分からずに、ぐらさんに聞いたんですよ」

寺「どじょうってどんなだっけ?」
ぐらさん「うなぎみたいなもんですよー」
寺「ああ、うなぎの子供ね」
ぐらさん「いやいや、全然違いますよ!!」
寺「……えー。いまうなぎっぽいっていうたやん」
ぐらさん「いや、みたいってちゃんと言ってるじゃないですか!!」

ソラくん「とかいうほのぼのした会話をしてました」
テラさん「相変わらずぐらさんは可愛くて、寺宙とかいうやつは馬鹿だな。これ、ジョークじゃなくてまじで言っているんだろ?」
ソラくん「いや、そんなはずないじゃないですか」
テラさん「こっち向いて言え」
ソラくん「まあ、昼過ぎたので、ギンギツネさんとも待ち合わせをしていたので、そちらに向かいます。どうやら案外近くに住んでいたようです」
テラさん「そして、無事合流っと」
ソラくん「とりあえず、最初に覚えている会話。あ、ギンギツネさんって書くと長いので、ここからはお銀さんって表記します」

寺「お銀さんってどちらにお住まいなんですかー?」
おギンさん「えーとですね神奈川のほうのうんたらくんたらー」
寺「ほー。でも自分埼玉なんで、さっぱり分からないんですけどねー」
お銀さん「あ、でも実家は埼玉なんですよー」
寺「へー。埼玉のどこなんです?」
お銀さん「うんたらくんたらーです」
寺「いやあ、さっぱり分かりませんけどねー」

ソラくん「こんなほのぼのとした会話をしながら、カラオケ館に向かいました」
テラさん「おおい!って紅月さんに突っ込みをくらいまくっていた気がするんだが…」
ソラくん「気のせいでしょう。というわけで、カラオケ屋さんに到着します。部屋に入って、紅月さんが「エアーマンを倒せない」を歌います。うん、歌詞だけ聴けばただのあほ歌なのに、無意味に格好いい。お銀さんは、何歌ったかな。アニソンだとは思うのですが、二曲目に歌われたマリサがインパクト強すぎてげふげふ」
テラさん「寺宙は何を歌ったんだい?」
ソラくん「えーと、サウダージ」
テラさん「ツマンネ」
ソラくん「いや、もう、本当すみません。紅月さんとか、二曲目はサンホラとか飛ばしているのに」
テラさん「まあ、そんなこんなでカラオケ三時間終了」
ソラくん「その後、飲み屋さんへと向かいます。とりあえず日曜ということもあり、時間制限などなく居心地の良い居酒屋さんでした」
テラさん「お値段もそこそこだしな」
ソラくん「うい。お味も悪くない。ワタミとかのチェーン店よりは全然良い感じですね。というわけで、まったりまたまたと居続けて五時間近く居座ってました」
テラさん「長いしまくってるな……」
ソラくん「それくらい、お話がはずんだってことですよ。印象深いのは、テニプリの話ばっかりしていた気がする。いや、まあテニプリは僕らの聖書ですし」
テラさん「後はどんな話をしたっけ?」
ソラくん「えーとですね。ガンダム00の楽しさを語っていたような。あとは、海外に行ってみたいですねー、いや、一度しか行きたくないですとか、私近所の宅配はきわめてますよー、何でです?週末引きこもるためですーとか、ヒロインなんて絶滅すればいいのにとか、愛のない物語はそれだけで面白さが十分の一くらいになっているとか、寺さん恋愛ものなんて書きますっけ、いやいや、寺宙といえばラブストーリー意外書けるはずないとか、私のキャラはみんなやる気ないですとか、主人公はみんな自分のことは全否定してるとか、僕はみんなを愛してるぜ、とかそんな収集のつきそうにない会話をしていましたとさ」
テラさん「昨日はどうもありがとうございましたです」
ソラくん「いやはや物書きさんとお話をすると、自分も書きたくなって仕方ありませんねー。さあ、今日もがんばろう」
           
ソラくん「おや、紅月さんからメールが入ってますね。ふむ、『明日ぐらさんと映画見に行くけど、寺さんも一緒にどうですかー』ですか」
テラさん「何の映画なのかな?」
ソラくん「えーとですね、ぐらさん曰く、「洋物アクション」とのことです」
テラさん「洋物アクションねえ。アクションはあまり好きじゃないんだがなあ。しかし、この時期に洋物のアクションって何してたっけ。バイオハザード?」
ソラくん「ふんふん、わからないからぐらさんに聞いてみるそうです。ふむ、お、どうやら返信来ましたね。「劇場版エヴァンゲリオンですー」だそうです」
テラさん「……」
ソラくん「……」
テラさん「なあ、ソラくん」
ソラくん「な、何でしょうか。テラさん」
テラさん「エヴァって洋物のアクションだっけ? どうやら、記憶系が混乱しているようで私にはよくわからないんだ」
ソラくん「ええ、大丈夫ですよ。きっと、十年以内には実写かされますから」
テラさん「そうか。そうだな。それはまあいいんだがな、ソラくん」
ソラくん「はい。何ですか?」
テラさん「寺宙は買い物をしてたわけだが、君今買い物袋何処に持っている?」
ソラくん「……」
テラさん「……」
ソラくん「ぎゃーーーーーーーーー。さっき食べたお店で忘れてきた!!!」
           
 目的の店に行く途中、ものすごく並んでいるお店に出くわします。
雨さん「あそこは凄い美味しいんですよ。雑誌にもよく紹介されてますし」
 目的の店はそのちょっと先にありました。ここも結構込んでいます。
 とりあえず、雨さんお勧めのビーフシチューを食べることに。雨さんはたしかクリームコロッケを頼みます。
 出てきた、ビーフシチューは、ウマーの一言に尽きます。というか、肉でか!柔らか!です。雨さんは、そんな美味しくなさそうですね、といいますが真面目に美味しかったですよ。
 しかし、カレーの偽物のハヤシライスとビーフシチューの違いってなんですかね?ビーフシチューご飯に掛けても絶対美味しいと思う。
 このお店にプリンは美味しいらしいですが、お腹いっぱいなので仕方なくスルー。
 とりあえず雨さんの大学で学際しているらしいので行くことにします。
 メイド喫茶が売りらしいですよとのことですので、とりあえず寄っていこうということに。
 メイド喫茶へと向かう途中、弓道部が的あてしてたので、寄ってみます。
雨さん「寺さん、弓道部なんですよねえ」
 と、にやにや笑いながら雨さんは言います。
 なんとなく、この瞬間に結末は見えました。ここでしっかりと中てられるようでしたら、寺宙なんかやってません。
 結果、
 寺   零
 雨さん 二
 ……帰ろうかな。
 感想書くところがありましたので、雨さんが楽しかったと書き、僕の分はごめんなさいと書いてもらうことに。
 しかし、あのミニチュア竹弓できが凄い良かった。高校時代竹切って何度も作ろうとしたけど、意外に強度がたりないものしか出来ませんでしたからね。まっとうなものを造ろうとしたら火で炙りながらじゃないといけないのです。部員の人曰く、昔の先輩が作って代々引き継がれているんですよーとのことでした。ほへー。そういえば、うちの研究室でも、実験器具を運ぶためにダンボールから出前のヤツを造ってたりしてた人がいました。どこにでもはげしく、器用な人はいるというものです。
 負け犬らしくすごすごと立ち去り、メイド喫茶へ。コミュニケーションなんちゃら部という名前ですが、ようは漫画研究会です。
雨さん「今日メイドさんいねえ!エセメイドばっかだ!」
 とか言っています。どうやら、日替わり交代でメイドさんは勧誘にいっているようです。
 注文をとりに来た女の子が、えーとコーヒーを逆に出したりとかすごい慣れていない雰囲気で、まあようはどじっこぽかったです。
雨さん「めっちゃ可愛いですよね!」
 ……ええ、まあ。
寺「でも、ああいう子って女の人は嫌うんじゃないの?」
雨さん「最近ありになりました!」
 拳を利かせながら語る雨さん。
 ……えーとまあ。そうなんだ。
 ここでの注文は雨さんがスコーン。僕がカボチャパイを頼みました。コーヒーがついて300円でしたから随分と安いです。しかも、普通に美味しかったです。ただ、お腹いっぱいで死にそうでしたが。
 ここではガンダム00は声優が魅力的なのに、喋らない。なんて作品だ!コーラサワーを早く出せ。コーラサワー命。かもすぞーとか、局地的な話をしていた気がします。
 なつかしの学園祭の雰囲気を堪能して(大学のときはあんまり行かなかったけど)、次は清水寺へと向かいます。
 しかし、僕自身は紅葉シーズンだぜ。ひゃっほーと思っていたのですが、どうやら二週間ほど早かったようです。残念。
 清水寺といえば、おみくじ。
 とかいう話は聞いたことないですが、とりあえず箱をかたかた振ると、棒が出てくるやつでしたので何かありがたみを感じます。早速引いてみると、1という番号が出ました。どうやら番号をおいちゃんに告げておみくじを貰うシステムのようです。
 おいちゃんに言っておみくじをもらうとき、
「最高だよ」
 と言ってもらえました。
 大吉の中の大吉。
 いわば大吉のキング。大吉オブ大吉です。
 それに見劣ることなくすばらしいことばかり書かれています。
 おお、今年は残り少ないけどなんか良いことあったらいいな。というか、今年が超吉という意味ですよね。何かいいことあったかな……まあ、いいや。
寺「雨さんどうでしたー?」
 浮かれ気分の僕とは対称的に、
雨さん「……凶でした」
 やはり、京都の町だから、凶があるんでしょうか。
寺「凶ってどんなこと書かれているんですか。気になります」
 ああ、千反田えるの気持ちがいやってくらいよく分かる。あきましておめでとうですよ(このネタわかる人は大したものです。というか友達になりましょう。え、友人しか最初から見ていない?残念)凶って凄い。何がすごいかってまさか、命の危機とまで記されているなんて……。
雨さん「私、最近交通事故とかにあいかけたりしてるんですよね」
 どこか遠い目をして語る雨さん。
雨さん「バイトのお使いに自転車で出かけると、警察に呼び止められますし」
 ……。
 日記をみれば、また呼び止められていたようですが、ガンバです。
 しかし、よくみると、このおみくじは木に結ばないで下さいと書かれています。
雨さん「じゃあ、どうやって厄をはらえばいいんだ!」
 どうやら、近くに結ぶ専用のなんていうんでしょうあれ。柵みたいなのに結びます。
 それから拝観料を払い、とりあえず清水の舞台を体験です。中学以来ですから、さすがに景色は良い限りです。ただ、あと二週間遅ければ、人がゴミのようにいなければ。
 とりあえず、来年ゆうさんが来るそうですので、ここで背中から押さないといけないなあ、どうやって誘い出そうかとかそんなことばかり雨さんは考えているようです。
 ちなみに、雨さんは厄除けのお守りを買っていたようです。買いに行っているとき、「うわー、凶だったよー」と通りすがりの人が言っているのが聞こえてきました。
 皆様、凶が引きたければ、是非清水寺へ。
 あと、清水寺には縁結びの場所と何とかの滝があります。
 縁結びのところには、なんか石が二つ置かれてて、目をつぶって片方の石からもう片方の石まで歩ければ想いが叶うとかなんとか。
 ですが、人があほみたいにいます。こんなところでちょろちょろしてたら正直邪魔です。
 で、やりました。
 寺はげしげしと人にぶつかりまくった寺は迷惑掛けまくりのうえ普通に失敗です。
 しかし、雨さんは成功しました。さすが雨さんです。ご武運をお祈りしてますぜ。
 滝のほうはあんまりにも人が並んでいたのでスルーしました。
雨さん「ふ、三つに分かれていても、元は一緒だというのに」
 と、申されていたからじゃないですよ、うん。
 お次は、高台寺へと向かいます。
 清水からは、三年坂とかをへて行きます。途中お土産屋さんがいっぱい並んでいます。
雨さん「生チョコ八橋が美味しいんですよ~」
 そう言いながら、店員さんの配っている試食に手を伸ばそうとする雨さん。
 しかし、

 バタン。

 小気味の良い音をたてて試食の箱を閉じられました。雨さんの前の人までは笑顔で配っていたのにも関わらず、雨さんが手を伸ばしたとき閉じられました。
寺「……」
雨さん「……」
 今の絶対雨さんが手を伸ばしたの見えてましたよね。
 ひょっとして試食がうんたらとか言っていたのが聞こえたのでしょうか。
 何だか、悪い気がして僕が一つその生チョコ八橋を購入します。どうせ友人たちにお土産買わないといけませんしね。結構日持ちしそうだから、問題ありませぬ。
 それで、店を出て行くとき、ひょいと手を伸ばし試食してみます。最近は八橋もチョコレートなんだなあ。あの八橋の皮にチョコレート……まあ、これもありでしょう。そして、再び試食に手を伸ばす雨さん。

 バタン。

寺「……」
雨さん「……」
 思わず、雨さん何かしたんですかと聞きたくなりました。
寺「あの、すみません。もう一つもらっても良いですか?」
 とりあえず雨さんのぶんを貰い、渡します。
雨さん「三回阻止されたんですけど」
 ……どうやら、僕の見ていない間にもう一回阻止されていたそうです。
 京都恐るべし。
 だが、雨杜さんがこのままで終わるはずがない!
 まだだ、まだやれる。と言わんばかりの勢いで、試食ひょいひょいしています。八橋をいっぱい売っている店のをとりあえず全種類制覇して座っている雨さんに聞くと、
雨さん「いつもなら、二周はいきますけどね」
 その後も、
雨さん「ちりめん山椒美味しいんですよー」
 などなど、あらゆる試食を制覇していく勢いでした。
寺「ふう、試食だけでお腹いっぱいですね」
 これが、神さまが言っていたたくましさというものか。
 最後のほうに、もなかコロッケという不可思議な食べ物を食べました。雨さんは食べないぜ、と言っていましたが結局食べました。
 まあ、待っているときのカップルの会話で、
「これ健康ってかいているよー」
「え、でもガッツリあげてるぜ」
「でも、健康なの」
「でも、ガッツリ」
 何だこの会話。
 とりあえず壁に寄りかかって最中コロッケをぱくぱくしていると、舞妓さんらしき存在が歩いていきます。
寺「ああいうのを見ると、京都って感じですねえ」
雨さん「あの足運び。素人ですよ」
 …なるほど。京都人の目をごまかせる代物ではなかったか。
 そんなこんなで、お土産やの郡を潜り抜けて、たどり着いたは高台寺。前の日に、Rのすけさんが、「ちくりんとくりん、ちくりんまにあー」とかいう歌は歌っていませんが、とりあえず竹林について命をかけてのすけさんに語られた以上行かぬわけにはいきませぬ。丁度時刻は四時半です。夜間拝観にはまだぎりぎり早い時間です。
 雨さんが、銀閣寺がいかに素晴らしいか語っているのを聞きながら中へと入ります。銀閣寺はどの角度から見ても最高らしいですので、京都へ行く方はぜひとも足をお運びください。僕も機会があったら見に行きたいです。
 とりあえず、枯山水をがっつりみます。
雨さん「朝だったらもっと綺麗なんですけどねー」
 とにかく、これは一体どのようにして作られているのか不思議でなりません。
 それを上回る不思議は中に、緑っぽい石がぱらぱら置かれていること。みると、光を当てると光りそう。
 これは、夜間のライトアップようの代物だな!
 これは暗くなるのが楽しみです。
 そっから、境内を回り、噂の竹林コースを見に行きます。五時くらいですが、やや暗い。五時になると明かりがつきますが、もう少し暗くなければ竹林の魅力は引き出せないでしょう。
雨さん「寒くなってきましたし、帰りますかー」
寺「いや、もう少し、あと少しだけ粘りましょう!」
 幸い今なら五時半を過ぎたら、暗くなります。ここで見ておかねば絶対後悔しそうです。
 とりあえず、出口付近にあった抹茶屋で一服します。ふー。
雨さん「抹茶って三口で飲まないといけないんですよね」
寺「まじっすか」
 三口で飲んでしまったら、時間を稼ぐどころか、五分でごーとぅー外じゃないですか。それは嫌だ。
 というわけでちびちびと飲みます。
 しかし、五時を回ったとたん、結構すいていた境内が人で埋め尽くされていきます。やはり、夜間拝観を皆様狙っていたのでしょう。
 しかし、それよりも気になることがあります。
 そう、この抹茶屋さんから戻る道に寺の人が立っているのです。出口はこちらという看板をバックにし。
 え、これ巻き戻り出来ないの?このまま出口までいかないといけないのですか?
 でも、そんなの関係ねー!!
 五時半を過ぎ、ほとんど暗くなった頃、抹茶屋さんを出るとその寺の方はいなくなってしました。

 ……思いっきりびびり損ですね。

 竹林を再び見学に行くと、なんか凄いです。雨さんも、ちくりんマスターになりたいな、ならなくちゃと言っています。
 しかし、デジカメではこの光景は上手くとれません。何度も何度も挑みますが、ホームページとかにあげられているような美麗なまま写すことは出来ないようです。
 とりあえず、白黒で撮ると、一瞬でかまいたちの夜の背景に使われていそうなものになるのはある意味感動でした。
 さて、最後に枯山水を見て帰ろうかーと、見に行くと。

寺「……」
雨さん「……」

 どうやらお互い言葉もない様子です。ええ、素晴らしい光景にうち震えて声が出ないのです。
 ということはかけらもありませんでした。
寺「これはないな」
雨さん「これはないですね」
 何、このライブか何かと勘違いしたようなライトアップ。こんな風情を楽しむものなのに、妙な模様ですよ。ライブとかみたいにライトがぴかぴかしてますよ?バックには変な音楽流れてますよ。
 もっと、こう、うす闇をぼんやりと浮かび上がらせるような感じじゃないのですか?もしくは中にしかれている蛍光石だけの明かりだけで蛍が舞っているようにするとか!
雨さん「最後の最後がものすごく興ざめでしたね」
 激しく頷く寺。
 ライトアップは諸刃の剣。素人にはお勧めできません。
 とりあえず、雨さんが予約していた店にそろそろ向かいます。
 店の決め手はこちら↓





 とりあえず、僕らと豚は一心同体だ!
 店にたどり着くまでの間は京都のメイド喫茶事情を聞いていました。
雨さん「京都にはミリタリーメイド喫茶というのがあるんですよ。『ご武運を。お祈りしていますご主人様ー』とかですよ」
寺「中途半端だ!!!」
 とかなんとか。正確には覚えていませんが、とにかく、時代は一つ向こうの先へと進んでいるようです。でも、わざわざ京都でメイド喫茶行かなくてもいいでしょうに。
 とりあえず、忍者の庭な店にたどり着きます。一階が川の渓流沿いという席だったのですが、3階へと僕らは通されます。
 とちゅう↑がいました。
 でかいです。結構でかいです。
 あとで、写真絶対とると誓う雨さんでした。
 さて、とりあえず店に来た以上は、豚料理を頼まなければなりません。とりあえずお酒を頼み、次にイベリコ豚のベーコンうんちゃらとか京豆腐と湯葉のサラダとかマグロユッケアボガド添えとか頼みます。
 何分かして料理が届きます。お酒は届いていません。
 お酒よりも先に料理が来るって何だか珍しいですね。
 とりあえず、お酒が来るのを待ってから、ぱくぱくとぐらさんを食べます。あ、美味しい。
 ちょこちょこと注文を頼んでまったりと料理を味わいます。
 しかし、たのんだ料理が来ない。
雨さん「忘れているんじゃないですかね」
 とりあえずぴんぽんと呼んでみます。
 店員さん、めっちゃ息きらせてやってきました。
店員さん「ほんとうすみません」
 とりあえず、注文が来ていないことを言うと、すぐにもって来ました。
 で、
寺「次の料理来ませんね」
雨さん「……」
 また、30分くらい待ってぴんぽんと押してみます。
 店員さん、来た瞬間謝っていました。いや、本当何か大変そうですが、がんばってくださいと応援したくなるような背中でした。アーメン。
 しかし、この状況で新たに注文を頼んでもやってくるのがリアルに40分後とかになりそうでしたので、ここで引き上げます。ああ、料理は貝柱とれんこんの練り物の春巻きとか美味しいのに、実に惜しい店です。
 店を出て、駅まで送ってもらい雨さんとお別れをして大阪へと戻りました。おふれぽは以上です。どっとはらい。



PS.梅田駅で降りた僕は、案の定どこか分からずに三十分近くその傍をぐるぐる迷子になっていたそうな。それはまた、別のお話。
           
 というわけで、十一月三日土曜日。京都へと行って参りました。京都に住んでいる雨杜さんに道案内を依頼です。
 さて、朝十時に待ち合わせです。まあ、ゆっくり行けばいいかなあとか思いながら検索すると九時十五分の電車に乗らなければ間に合わないということ。僕の泊まっているホテルからは、大阪駅まで歩いて四十分ほど。時間はすでに八時を過ぎています。
 ……あれ、余裕だと思ってたけど、普通にやばい?
 というわけで、いそいそと歩いて大阪駅まで向かいます。このホテル立地はいいけど、近くに駅がないのだけはちと辛いですね。
 早歩きで大阪駅まで到着し、目的の電車よりも一つ早い電車に乗ります。そして、その電車のほうが遅く京都へと到着します。いやだ、知らないところの電車のルールはよく分からない……。しかも、乗った電車で、英語で道聞かれるし。英語自体は分かったけど、この電車は京都のどこまでいくのか、うんたらーとのこと。いや、僕もどこまで行くのか分かりません。
 地図見て、うーうー唸っていたら、笑顔でドンマイ♪いわれましたorz
 いや、いいのですけどね。
 京都にたどり着くと、いやあ、やっぱり綺麗だなあ。新宿とかぼろっちい駅も少しは見習って欲しいです。
 そんなこんなで、待ち合わせの十時になりますが、雨さんの姿は見当たりません。
 はて、と思っているとメールが届き、どうやらバスが遅れているそうで三十分ほどかかるそうです。
 ……これは、暗に歩いてそこまで向かえということですね?
 最初の目的地は三十三間堂です。
 京都駅に置かれている地図の丁度端っこにのっている場所です。地図まで僕に歩いていけというようです。
 途中、丁度バスにおいていかれたりなどをへて、無事到着。展開的には全くおもしろくありませんが、雨さんをバス停で発見します。
 ちゃっちゃと合流して、三十三間堂へ。
 何だか妙に人が多いなあとか思っていたら、思い出しました。
 十一月三日は祝日です。しかも、文化の日。場所は文化の宝庫の京都。
 ……がんばろう。
 中に入ると、いっぱい観音様が並んでおります。もう、何と言うか無意味なまでに壮観です。
 とりあえず、ここにはおっきなろうそくに、願い事を書くというものがありまして、皆さん壮大なことを書いていました。
 こんなものに、挑戦しないわけないのが寺宙ですよね。というわけで、お願い事を考えます。お願い事一つ。りんちゃんが笑顔でうんぬんは、紅月さんしかわからないネタなのでやめておきます。
寺「とりあえず、こういうときは最終選考突破とかですかね?」
雨さん「いいですね。最終選考まで行けば突破できるでしょうけど、一次とかには効果ないからそこで落ちるってナイスなお願い事です」
寺「……じゃあ、一次突破から並べればいいのか」
雨さん「普通に入賞にすればいいのですよ」
 なにこれ、とんちのきかせあいとかそういう類の問題か。
寺「なるほど、じゃあ金賞受賞か」
雨さん「大賞じゃないのが寺さんっぽいですね」
 だそうです。
 まあ、結局人が多かったので、さっさとその前からどいたので、かけませんでした。残念。
 とりあえず、触れてもいいミニチュア大仏さまがいたので、ぺちぺちと触ります。雨さんは顔ばっかりさわります。曰く、こういう触れられるものは、顔を触り続けるそうです。なるほど。
 という感じで、三十三間堂を堪能しました。
雨さん「次は、養源院へと行きますか?」
寺「養源院ですか」
雨さん「ええ、血天井があるんですよー」
寺「地天城ですか。中国みたいですね」
 僕の頭の中にはクーロン城みたいのがいっぱい浮かんでいます。
雨さん「はい。私もここはまだ行ったことないんですよね。知ったのは最近でして」
寺「へー。雨さんも行ったことないんですね」
 ここで、養源院の解説がもらえます。
 なるほど。
 ようやく、僕の頭の中のクーロン城は、ちゃんと血天井へと変換されました。
 行ってみると、先ほどとは打って変わり、人が全然いません。京都に住んでいる雨さんも気づかないほどですから、結構マニアックなのかもしれません。
 拝観料を払い、中へと入ります。
 タイミングよく、一番の見せ場を解説している最中でした。
 噂の天井をみてみると、なんか凄い。壮観とかそういう類ではないのはないのですが、重苦しさは十分に感じられます。自害した跡というのは原爆のあとに影が焼きついたのに似て見えたからでしょうか? 離れたところにある血の手形は異常なまではっきりと残っていました。
 隣の部屋はなんと、天下の大泥棒が(ねずみ小僧だっけ?)掴まったとされる部屋が(移築なのか、元なのか記憶があいまいに)。
 とにかく、二条城へはいけないのでここで鴬張りを体験できたのはラッキーです。こそこそ、音なるかなあ挙動不審な動きをしていた男を見かけた方は、それが寺です。
 あとは、どの角度から見ても、真正面から見えるという屏風もありました。
 次は方広寺へ。
雨さん「ここには、淀君の肖像が内側に描かれた鐘があるんですよ」
 とのことですので。実際は、教授と一緒でなければ見れないらしく残念でした。
 しかし、
寺「ちょうぼろいですね」
雨さん「ええ、ずっと長いこと野ざらしで置かれていた鐘ですから」
 よくもまあ、戦時中の鉄集めで召集されなかったものです。大体、この鐘自体刀狩で集めた鉄で作っているというのに。
 途中の道で、耳塚が見えました。
雨さん「朝鮮出兵のとき、戦果の証明のために殺した人の耳をとってきていたのは有名な話ですね。でも、最後のほうは、二つ取るとわけわからないから、鼻になったから鼻塚とも呼ばれているんですけどねえ」
 だそうで。
 そろそろ、良い時間ですので、昼ごはんに。
雨さん「安くて美味しい洋食の店と、まあまあで美味しい和食の店のどちらがいいです?」
寺「……じゃあ、洋食の店で」
 ということで、昼食へと向かいます。
雨さん「フォークとかを遠慮するために、和食というと思ってたのに」
 だそうな。
 夕食和食らしいので、昼間は洋食でいいですよ。
 というわけで、続きます。たぶん。
     
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プロフィール
     
HN:
テラさんとソラ君
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/09/12
職業:
竹田
趣味:
田中
自己紹介:
このブログは、
主にトリニータの応援(比率9)
小説について(比率0.5)
日常(比率0.5)
くらいです。J2に落ちたせいでトリニータの情報が定期的に入ってこないのが最近の悩みの種orz
     
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